九星気学(基礎編)第4回 ”機を見て動く”人と凶方位との関係

前回の投稿「日本人のスピリットを学ぶ意義は大きい」で、"機を見て動く"というタイミングが大事ということと、九星気学は占いだけなく、命の活かし方を教えてくれる学問でもあるということをお伝えしました。

今回は、タイミングの話を掘り下げて、行ってはいけない、活用してはいけない方位の話をしようと思います。

社会で生活するということは、外出して人との交流を通して、活動することです。

つまり、外出するということは向かう方向があるので、その方位に対しての吉凶が存在するのです。

行ってはいけない、活用してはいけない方位を凶方といい、五つの凶方が存在しますので、

これを五大凶方

といいます。

毎日会社に通っていても、気分が良い日とか、嫌な思いをした日などいろいろあります。そういう日々の出来事は、日の方位による吉凶が影響していると考えます。



従って、日々、会社方位の吉凶を判断しながら生活を送るだけでも、人生の流れは変わります。

具体的には、会社方位が吉になる場合は、そのまま出社するだけで1日が充実します。

ただいつも吉というわけでは無く、方位に対しての吉凶は日々変わりますので、凶になる日は、出社前に吉方位の飲食店、コンビニなどへ寄り道をし、吉の気を取ってから会社へ向かいます。

こうすることで1日の凶の気の影響を和らげることができます。
日々の生活で取ってしまう五大凶方は、人生を壊すほどの力は無いのですが、転居で五大凶方に行ってしまうと、人生に大きな影響を与えてしまいます。

簡単に五大凶方について解説します。

五黄殺     

五黄土星方位に行くことで、万人共通の凶方位になります。
 作用としては、自壊作用となり、自ら禍を招きます。

暗剣殺     

五黄土星の反対側の方位に行くことで、万人共通の凶方位になります。
 作用としては、他動的作用で、突然、禍にあいます。

破壊殺     

その年(月、日)の十二支の反対側の方位に行くことで、万人共通の凶方位になります。
 作用としては、破壊作用で、取った方位の九星の方位により禍の内容が異なります。

本命殺     

ご自身の本命(月命)の方位に行くことで、人により方位が異なります。
 作用としては、ご自身の心身に影響する禍にあいますが、取った方位の九星の方位により禍の内容が異なります。

的 殺     

ご自身の本命(月命)の反対側の方位に行くことで、人により方位が異なります。
 作用としては、ご自身の目標や夢に影響する禍にあいますが、取った方位の九星の方位により禍の内容が異なります。



上記の五大凶方の内容を読むと恐ろし方位だと、感じるでしょうし、実際によくない方位でもあります。

過去の転居などでこの方位を取った場合、またこれからこれらの方位を取る場合は、是非、「なぜこのタイミング(凶方位に行ってしまう)で、動かなければならないのか?」と自問することが大切です。

凶方位へ、転勤、転居などで生活の場が変わる場合は、

「今の生き方だと、この先上手くいかなくなりますよ。」

という、天からのお告げだと捉えたいでのです。
例えば、暗剣殺方位に行かれる方だと、「知らず知らずに誰かを気づ付けている」可能性があり、自分の言動を省みる必要性があります。

逆に、吉方位へ、生活の場が変わる場合は、

「今の生き方で、大きな幸福があります。」

という、天からのお告げになります。生活がしっかりしてて、かなり人格的にも優れている事でしょう。

九星気学を勉強すると、吉方位になるように移動するようになります。
この”機を見て動く”という行為は、自分の我がままでなく、他人(時期)の都合に合わせる人格を作って行きます。

この「相手様の立場で考えられる人格」こそが、人生を上手く運んでいく知恵になると思います。