九星気学(基礎編)第2回 自分の運勢を知る~本命と月命~


前回九星気学の極意は、補相で開運」で、”補相”が開運のポイントであり、九星気学の得意とするところであると紹介しました。

今回は、実際に自分の運勢を出す方法をご紹介したいと思います。

一年の考え方       

まず暦について簡単に紹介します。それは九星気学でいう1年は1月1日~12月31日ではないからです。

暦には大きく3種類あります。
 1.太陽暦(グレゴリオ暦)…地球の公転を1年としています。今の暦です。
   4年毎に1日閏日(2/29)を設けて暦のズレを修正します。
 2.太陰暦(マホメット暦)…月の運行(満ち欠け)の1周(29日半)を基準に1年
   を計算します。随って1年で11日のズレが生じます。19年に7回閏月を設けて
   暦のズレを修正します。
 3.太陰太陽暦…日は太陰暦、月は太陽暦を使用します。太陽の運行を基に1年を
   24の季節に分けて計算します。24節気というものがそれで、立春(2/4頃)を
   1年の初めの月とし、各月も節切りにて決まります。

旧暦というのは、3の太陰太陽暦のことで、九星気学はこの暦を1年の基準にしています。
随って、1月1日~2月3日頃の生まれの方は、前年の生まれということになります。

毎月の24節気との組み合わせは、図のようになります。




自分の星を知る(本命)   

自分の運勢を知るには、自分の生まれた年と月がどの九星に当たるかを知るところから始まります。

下記の九星と年の対応表より生まれ年の九星を探してみてください。
ポイントは、一年は立春(2/4)から始まるということです。
随って、1月1日~2月3日頃の生まれの方は、前年の生まれということになります。



例えば、1962年6月生まれの方は、二黒土星となります。
また1980年1月生まれの方は、1979年となりますので、三碧木星となります。

この生まれた年の九星(例の、二黒土星、三碧木星)を本命と呼び、その人の個性および運勢バイオリズムとして人生に大きく影響するものになります。

[補足]2/3、2/4に生まれの方は、厳密に生まれ年を出すには、出生の時間まで知らなければなりません。立春の切り替えが2/4の午前零時ではなく、年により前後する為です。


自分の星を知る(月命)   

さて、生まれ年が分かりましたら、生まれ月の九星も調べてみましょう。
下記の図のように、生まれた年の九星に応じて、生まれた月の九星のグループがあります。生まれ年の九星のグループより生まれ月の九星を見つけてみてください。


例えば、二黒土星の6月11日生まれだと、「6/6~7/6」の七赤金星が生まれ月の星となります。三碧木星の1月22日生まれだと、「1/6~2/3」の三碧木星が生まれ月の星となります。

この生まれ月の星を月命と呼び、その人の10代までの運勢バイオリズムとその人の健康面などに影響を与えます。

自分の運勢を知る       

本命と月命が分かったらいよいよ運勢を知る準備が整いました。
運勢を知るとは主に大きく

 1.本命の九星を知り、活用する。
 2.最大吉(本命と月命から算定)を知り、活用する。
 3.本命による運勢バイオリズムに沿った人生設計をする。
   ※10代は月命を中心にする。

1と2は、説明が長くなります。なので日を改めて説明していきます。

3について2017年のそれぞれの本命の運勢バイオリズムを簡単に解説いたします。

一白水星…ここ3年間の活動を省みてさらなる飛躍を目指す年です。運勢は強いのですが謙虚さが大切です。

二黒土星…さらなる飛躍を迎え、大きな展望が開けそうです。運勢の最高潮になり、上からの評価は高いです。

三碧木星…プライベートが充実しそうです。家族や仲間と盛り上がりましょう。

四緑木星…新しい人生のステージに進む準備をしています。焦らず霜を踏むようにゆっくりと着実に進みたいです。

五黄土星…アイディアが溢れ湧いてきます。別れを経験する人もいるかもしれませんが、信頼できる人や物(本)などを頼りに乗り越えましょう。

六白金星…新しい事を始める時です。この2年間に思い描いてたことを始める事をお勧めします。直ぐに芽は出ませんので3年ほど辛抱しましょう。

七赤金星…運勢が上向て来ています。些細な依頼事も丁寧に責任をもって成し遂げたいです。来年に繋がってきます。

八白土星…運勢はかなりいいですが、上手くいかないことが多いでしょう。その辛抱の中で人間として成長し信頼を得れるようになるでしょう。

九紫火星…何か新しいことが始まりそうです。噂になりやすいので信用第一で行動したいです。運勢はとても強いのでチャレンジしましょう。